この絵本の一番面白いところ・・・それは主人公。 だって「手品のたね」だというのだから! ふしぎな力をもった小さな男の子の名前は「たねぼうず」。 「たねもしかけもございません!」という手品師のおじさんのぼうしには、 いつも「たねぼうず」が隠れていたのです。 ある日、おじさんの横柄な態度に怒り「たねぼうず」が逃げ出してしまいます。 逃げ出した「手品のたね」が行く先々には、一体どんな展開が待っているというのでしょう。 その設定だけでもクワクしてきませんか?
お話会などでも大人気の『こんたのおつかい』の作者の最新作、と聞けば 大胆でユニークなお話の展開を期待してしまいますね。 裏切りませんよ!逃げ出されて困った手品師のおじさんの顔なんて最高です。 笑わせられたり、どきどきしたり、切なくなったり・・・読んでいる方も大忙しなのですが、 不思議と最後は爽やかな気分に。 そう、これはおじさんと「たねぼうや」の友情物語なのです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
評判の手品師のひみつの相棒は、ふしぎな力をもつ小さな男の「たねぼうず」。手品はみーんなこの子がしていたのです! でもある日、手品師がひどいことを言ったせいで、たねぼうずが逃げだしてしまい…? 楽しい手品が次々登場。手品師とふしぎな男の子のゆかいな友情物語。読み聞かせにぴったり。デビュー作『こんたのおつかい』が大人気の、若手作家の待望の新作!
絵が可愛く、色使いも豊富で楽しめました☆
カラフルな風船が空に舞い上がる後半のページが印象的です。
4歳の息子は、ページの中に隠れている小さな「たねぼうず」を見つけるとニッコニコ。
手品師にはじつは「たねぼうず」という可愛らしい坊やがついているんだという設定も面白いですよね!
内容も分かりやすいので、素直に楽しめる絵本だと思います。
4歳頃〜小学生にオススメします。 (カトリーヌみどりんさん 30代・ママ 男の子8歳、男の子4歳)
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