眠らないときに数える羊たちにそれぞれの人格があるとしたら、呼ばれない自分って存在感を見出だせないに違いありません。
人は眠るために羊を数えるのであって、羊の名前なんてどうでもよくって、途中で数えることも放棄してしまうのだけれど、名前を呼ばれないまでもせめて数のうちに入りたいのです。
100万匹目の羊のモコちゃんは、健気にも呼ばれてもらうために順番を崩す事をしません。
ただ自分で1から数えあげて、100万匹目の自分と巡り会うのです。
ちょっと切ないけれど、自分を認めることができたモコちゃんは素晴らしいと思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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