|

鉱物で描く元素のものがたり。結晶を愛する著者が、元素の姿を求め、岩塩の結晶をハンマーで極小まで割り、庭で鉱石を熱す。するとみえてくる、元素・原子の世界。この世はぜんぶ原子でできていて、それは90種類ってほんと?石といっしょに考えよう。美しく、ちょっとかわった元素の本です。有機化学者でもある著者の実験魂あふれる一冊。石ころと元素の世界のたしかな結びつきを、子どもたちに届けます。

小学校3年生の娘は、まだ「元素」の理解も十分ではなかったため、この絵本は難しかったようです。以前、「カルシウムは元素だ」ということを扱った絵本を読んだことがあったので、そのことについて、言及もしながら読ませていただきました。理系ではない私自身にとっても、読みごたえのある絵本でした。 (さくらっこママさん 40代・ママ 女の子9歳、男の子6歳)
|