チクタク村の大人たちは、だれもかれもがおおいそがし。「時間は大事! むだにしたらとりかえしがつかない!」と、時計の針をおいかけて、かけずりまわっています。でも、子どもたちは見ていました。花が枯れ、虫がいなくなり、村がどんどんかわっていくことを。とうとうある朝、大変なことに― 地球に生きるすべてのものはつながっていること、そして、自然の営みという「いちばんだいじな時計」があることに気づかせてくれるお話です。
時計だけを気にして、いつも時間に追われていたら、時間のかかる物事は無駄だと思われてしまうのでしょうか。
絵本に描かれている世界が、にわかには想像できませんでした。
心にゆとりのない世界では、楽しむ時間も、味わう時間もなくなって、今ある日常が崩壊してしまうのですね。
いつまでも笑い話で済ませられることを願います。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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