
ベルウッドおじさんは、じぶんのいえの家具や道具がすべておきにいりで、とても大切にしていました。ある日、いえのなかのものたちも、外へ出してあげようと、みんなに呼びかけると、ドカドカ、ガチャガチャ、お皿やいすに時計やベッド、みんなが外へ飛び出してきて‥。 ものへの愛にあふれたやさしいおじさんの昔話風のお話です。ローベルの想像力で命を吹き込まれた道具たちがユーモアたっぷりに動き出します。

家の中で、陽に当たることのない家具や様々な道具たちに、外の空気を感じさせてあげようという、ベルウッドおじさんの思いやりは、日頃の活躍に対するねぎらいの気持ちだったのでしょう。
喜んで家から出てきたものたちは、最初はおじさんに従っていましたが、勝手に行動を始めてしまいました。
不満も溜まっていたのでしょうか。
何年も行方不明のものたちの気持ちを考えると、ちょっと複雑です。
ボロボロになったけれど、帰ってきてくれて良かったですね。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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