|

やまんばのむすめのまゆが、しとしと雨の降る林を、どろはねを上げながら、喜んで歩いていると、動物たちが「ブカブカブーがあらわれた」とおびえて走ってくるのにでくわします。「ブカブカブーってなんだろう」好奇心旺盛なまゆは、林の奥へと進んでいき、赤いとてつもなく大きな怪物がゆらゆらゆれているのに出会います。勇敢なまゆがとびかかり、よじのぼると、なんとブカブカブーは白い煙をはきながらしぼんでいったのです。

やまんばの娘まゆ、元気印のあなたにまた会えるなんて嬉しいです。
題名から察するに、何やら不思議な物と遭遇?
冒頭から、いつもながらに豪快なお母さんとのやり取りが愉快です。
雨降りの中の散歩を許可するのはもちろんのこと、
「びしょびしょの ぐちゃぐちゃの どろどろ」を助言するとは、いやはや。
もちろん、まゆもを実践!
ここは読者も仰天どころでしょうか。
そんなジメジメを体感したからこそ、お待ちかねの「ブカブカブー」と対峙。
少しずつ情報が集まり、ドキドキしながら、その正体は!
なるほど、なるほど。
いつものように、美味しそうなラストに、拍手! (レイラさん 50代・じいじ・ばあば 女の子1歳、女の子1歳)
|