エレンの家の庭にある、りんごの木。エレンは一年中、木のまわりであそぶ。木にのぼるのも大すき。おいしい実もたくさんなる。でも、ある冬の朝、嵐がやってきて、りんごの木がたおれてしまった…。素朴なあたたかさにみちた北欧の絵本。
自分の家の庭にリンゴの木があったらうれしいでしょうね。
この絵本のリンゴは、家族とはいえないまでも、家そのもののように愛着をもって受け入れられていました。
家は傷むもの、朽ちるものです。
木が倒れた時の虚無感は、きっと家族を失ったようにも思えるのでしょうね。
リンゴの苗を植えました。
心の隙間を埋めるのはやっぱりリンゴでした。
たくさんの実をつけたリンゴの木とは違うけれど、初めて実った一個のリンゴは、なにより貴重でおいしかったに違いありません。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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