雨は、森や野や町にふって、小さな流れから川へ、そして川から海へと流れこむ。 雨は、雲になってまた雨になる。 血もいきものの体の中で、毛細血管から大きな血管へ、そして心ぞうへと流れ、 また心ぞうから体のすみずみへと流れてゆく。 雨も血も、ぐるぐるまわっているんだ。 ぼくは、韓国の人も食べ物も大好きだ。 韓国の人のなかに、ぼくの絵本が好きな人が多く、ぼくの絵本は日本で出版されたものが 韓国でも出版されている。 この絵本は、韓国の出版社から出たものが日本でも出ることになった。 ぼくの絵本もぐるぐるまわっているよ。
田島征三
※「じょあじょあ」とは、雨がいきおいよくふる様子を表わす、韓国の言葉です。
雨はどうして降るのでしょう? めぐりめぐる水の循環をお話仕立てに描いたユーモアたっぷりのエコロジー絵本! 田島征三と韓国の人気若手作家とのコラボレーションで生まれた異色の翻訳絵本。
雨が降り、川へ、そして川から海へと流れこむ。そして、雲になってまた雨になる。
雨はどうして降るのか、めぐるめぐる水の循環で、わかりやすく教えてくれます。その様子が、田島征三さん独特の、インパクトのある絵で描かれています。お話を書いたのは、韓国の人というのも、あたらしい発見でした。
『じょあじょあ』とは、雨が勢いよく降る様子を表す韓国のことばだそうです。
その流れの様子を、血の流れと合わせて、ぐるぐる回っている共通点に結び付けているという視点も、なかなか面白いと思いました。
あらためて、人間も、自然の一部という気がしてなりません。 (おしんさん 40代・ママ 男の子23歳、女の子21歳、男の子18歳)
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