海の引き潮の時、岩のくぼみに海水が残ってできる小さな池が、しおだまりです。取り残された魚や貝などが間近に見られる、天然の小さな水族館といえます。おじいちゃんの家に遊びに来た主人公が、しおだまりで遊び、手でさわった、ヤドカリ、イソギンチャク、ウミウシ等、磯の生き物の数々とその不思議な世界を、夏の日の雰囲気に満ち満ちた絵で描いています。
夏に行ったおじいちゃんの家で、連れていってもらった海辺の風景が叙情的に描かれています。
科学絵本でありながら、夏の香りが心地よい絵本です。
しおだまりで見られる生き物たち、海辺の自然、海に行ってみたような感じになれると思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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