ハードカバーの絵本です。縦 18.2 x 横 22 x 厚さ 1(cm) 言語:英語
静まりかえった夜の動物園。警備員のおじさんは見回りを終えて家に帰ろうとします。ところが、いたずら好きなゴリラくん、おじさんの腰ベルトから動物園の鍵をこっそり拝借。音をたてずにそーっと自分のおりの戸を開け、おじさんの後をついて行きます。一匹一匹におやすみのあいさつを告げるおじさんの背後で、ゴリラくんはおりの戸を開けて動物たちを外に出してあげます。そして一列になっておじさんの家へ。ベッドにたどりついたおじさんは、みんなが一緒にやってきたことなど夢にも思いません。先にベッドに入っていたおくさんが電灯を消して「おやすみ」の一言を言うと、真っ暗な部屋のあちこちから、それぞれの声で「おやすみ」が聞こえてきます……。 (翻訳作品から転載)
何も知らない警備員のおじさんの後ろで、動物たちがうれしそうに列をなす、そのユーモラスな表情、しぐさが多くの小さな子供たちの心をとらえます。夜の動物園が舞台ですが、色彩はとても鮮やかであたたか。それぞれの動物たちがおりの中に携える小物群にも注目を。「おやすみ」の言葉以外、文章は何も登場しませんが、見開きいっぱいの絵が展開をおもしろおかしく盛り上げ、可愛らしい一夜のお話を語ります。 ――(ブラウンあすか ;絵本ナビ オフィシャルライター) (翻訳作品から転載)
「手あかがついちゃって、もうボロボロ」とこちらのお母さんたちがよく話題にする赤ちゃん・幼児絵本の一冊がこれ。ペギー・ラスマンのカラフルで可愛い動物たちの描写は、たくさんの小さなファンたちの心をつかんでいます。「おやすみ」の一言以外、すべて絵で表現された絵本。その「間」というか「時間の流れ」がユーモアいっぱいの就寝前のひとときを作り出します。
お話はいたってシンプル。いらずら好きのゴリラくんが動物園の飼育係のおじさんの鍵をちょっと拝借。他の動物たちのおりを開けてあげます。みんなで行き着くところは、そのおじさんの家。でも、おじさんは動物たちが列をなして後をついて来ることなど夢にも思いません。さて何が起きるのでしょう。
邦訳もありますが、作品中「Good night(Gorilla)」の一言が何度も語られるのみなので、これは邦訳作品でも英語版でもどちらも同様に楽しめます。うちは義妹からいただいたボード絵本で楽しみました。作中、ババールのぬいぐるみが何気なく登場するのですが、それも可愛いなーと思いました。小さなお子さんに絶対おすすめです。米国ではとても人気のある絵本です。
絵本ナビのショップではビデオを紹介していますね。 (ムースさん 30代・ママ 男の子8歳、女の子3歳)
|