“もぞもぞもぞ もぞもぞもぞ”と、ひでくんが赤いしましま模様のティーシャツから頭を出すと……。ひでくんは、8人の海賊たちが乗った、海賊船の船長になっていたのです!
最初は驚いていたひでくんも、海賊たちに赤いしましま模様のティーシャツが似合うと言われ、船長の帽子をかぶせられると、すっかり、船長になりきってしまいました。
「たからじまめざして、いざしゅっぱ〜つ!」ひでくんが声を張り上げると、海賊たちは帆をはり、海賊船は力強く進んでいきます。
しばらくすると、宝島を発見し、みんなは大喜び。ところが、そこへおおだこが現れ、海賊船を襲ってきたのです。必死に反撃する海賊たちですが、おおだこは8人の海賊たちを次々とつまみあげ、ぐるぐるまきに! 残るは、ひでくんだけ……。絶体絶命のひでくんでしたが……!?
テンポの良い展開とダイナミックな絵が、子どもの冒険心をくすぐる愉快な絵本です。
土屋さんの絵本はいつも奇想天外で楽しいですね。
この絵本も思いっきりそんな世界!
しましまのTシャツを着たとたんに海賊になっちゃうんだから
さあ大変!
いろんな冒険を体験するお話は特に男の子にはたまらないのではないでしょうか?
お茶目な海賊のメンバーたちにクスクス笑いながら
ラストのお手紙にわくわくニヤリとしてる男の子の表情に
続くお話を想像して楽しめますね。 (さえら♪さん 40代・ママ 女の子6歳)
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