いきものたちの気配を絵本の世界で感じてみようとする作品です。現実の世界では感じられる音や匂いなどは絵本の世界にはありません。ここに登場するものたちは、決して隠れようと意識してそこにいるわけではないのですが、なぜか見えなくなってしまっているのです。でもことばでは表現しきれないなにかがあるのです。気配を感じる能力は誰もが持っているものです。感覚を研ぎすまして、そのなにかを見つけてください。
表紙にいる生物になかなか気付かなかった娘。
じーーーっと目を凝らした挙句に
「うわーーーー!こわっ!」とのけぞりつつも
どんどん読み進めて 「ふーん」とか「へえ〜」とか
感心しながら興味深そうにしていました。
中でもただの草むらにしか見えないところにいる猛獣に
なかなか気付かずに降参して
私が答えを教えてあげたときには すごく驚いていました。
その他 擬態をしている動物たちも見ごたえあります。 (さえら♪さん 40代・ママ 女の子7歳)
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