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ともだちのいない、まじめな犬エルネストがある日不思議なはがきを手にします。その日から、世界をめぐる旅がはじまります。
2006年のスイスの絵本。
久しぶりに絵で楽しめる、我家好みの作品でした。
主人公のエルネストは、耳の垂れた犬。
そして、登場する舞台は、動物だけの世界です。
みんな人間の世界と同じなのですが、動物しかおらず、それぞれが人間と同じように仕事をしているのです。
物語は、エルネストの家に手紙が届くシーンから展開が始まります。
その家というのは、勿論、犬小屋なんかではなく、大きな豪邸。
ソファと、エルネストの服やスリッパの柄が一緒というのが、とてもお洒落。
その手紙が読めなくて、エルネストの差出人を探す冒険が始まります。
何て言ったって、登場する動物達が最高です。
郵便局の受付のカンガルーや、切手コレクターのセイウチ、隼のパイロットなんて、何度見直しても笑えます。
ストーリーも、エルネストが旅から戻ったときのサプライズが絶妙で、このエンディングも文句なし。
何度見直しても新しい発見のある、楽しい絵本なので、是非読み聞かせをオススメします。
特に、パパに読み聞かせして欲しい作品です。 (ジュンイチさん 40代・パパ 男の子12歳、男の子6歳)
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