昔から伝わる遊びながら歌えるわらべうた、古いイメージがあったり若い親は知らなかったり。この絵本は思わずやってみたくなる解り易くて面白そうなわらべうたを厳選して、とっても楽しいイメージの膨らむ絵で紹介しています。体全体を使って歌う遊び歌に子供達も大喜び。「げんこつやまのたぬきさん」「ずいずいずっころばし」など15曲。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
親と子の楽しいふれあいの時間を作ってくれる、手遊びの絵本。「いっぽんばし」や「げんこつやまのたぬきさん」など15曲を、やり方をわかりやすく伝える絵で紹介します。
収録曲: あがりめ さがりめ/いっぽんばし/げんこつやまの たぬきさん/だるまさん/このこ どこのこ/ずいずい ずっころばし/あしあし あひる/ちょち ちょち あわわ/はげやま すべって/うちのうらの くろねこが/おべんとうばこ/あかちゃん あかちゃん なぜなくの/ぎっちらこ/なべなべ そこぬけ/いもむし ごろごろ
この絵本を親子で楽しんでいただくために: 歩くのが楽しくて仕方ない1歳児が、大人から、「まて、まて」と追いかけてもらいたがり、幼児たちがくすぐりっこや鬼ごっこが大好きだったり…子どもたちはもともと、身体と身体をふれあい、声を出し、五感を総動員して楽しむような遊びが、ごく幼いときから大好きです。そしてむかしから、そんな遊びにつながるわらべうたは、私たちのまわりには、たくさんありましたが、今の子には古くさくて喜ばれないと思われるせいか、それとも大人自身、すでに手遊びやわらべうたを楽しんだ経験がない世代がふえているのか、そういう遊びを見かけることが、めっきり少なくなりました。
そこで、この絵本では、手遊びや身体を使った遊びのためのわらべうたのうち、代表的なもの、イメージが豊かで楽しいもの、簡単にやってみることができるものをとりあげ、その遊び方だけでなく、歌詞の楽しい雰囲気や意味も伝わるように工夫してみました。子ども自身が、「これ、やってみたい!」と思うように配慮したつもりですが、いかがでしょうか。お子さんと一緒に、どうぞこの絵本を身体と身体をふれあい、リズミカルに声をかけあって遊ぶ楽しさを味わってみてください。 (本文あとがきより)
昔からあるあそびうたの中でも、よく知られてるもの(中には知らないのもあったけど、短くて易しいものばかりで、親切な楽譜付き)15曲が紹介されてます。
元々「げんこつやまのたぬきさん」と「だるまさん」が好きな、2才になったばかりの次女が喜ぶかな〜(両方入っているので)と思って買ったのだけど、2曲目の「いっぽんばし」にはまってしまい、そこから先へ進めません(笑)。
そして、絵本の最大の魅力、絵がすご〜くすてきです。かわいいねこちゃんの模様や、女の子の着てる服や、道、池などが、和風で、うたの雰囲気にぴったりなんです。
あえてひとつだけ、ケチをつけさせてもらうと、題名の上に「おかあさんと子どものあそびうた」と書かれているのですが、あそびうたの相手って、お母さんだけじゃないですよね?お父さんだって、おじいちゃん・おばあちゃんだって、子供同士だって(現に、そういう場面の絵も載ってます)いいわけで、ジェンダ−フリ−の立場からも、お母さんに限定するような表現は避けてほしいな〜と思います。
でも、でも、すごくいい絵本なので、特に小さいお子さんのいる方におすすめしま〜す。 (ぼのさん 30代・ママ 男の子9歳、女の子6歳、女の子2歳)
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