矢印や音符記号、交通標識など身近なマークを使った摩訶不思議な絵本。非常口のマークをはさみでチョキチョキ切ると、「走っている人」が出てきます。郵便局のマークからは「手紙を持っている人」、駐車場のマークからは「交通整理をしている人」が現れます。見慣れたマークから別の新しい形を切り絵により生み出す、芸術的な美しさが溢れる科学絵本です。
マークから飛び出た形を初めに見た時は「あれ、これ何か描き足してるんじゃないのかな?」と思わず凝視してしまいましたが、足しているのは小さい目だけ。不自然なところが全くなく、完成度の高い切り絵です。
それにとてもオシャレ。
これだけでイラストとして普通に成り立ってしまうくらい、一つ一つの切り絵が可愛いです。
子供はこの凄さに気づいていないのか、反応がイマイチだったので、カラーコピーした物を一緒に切り抜いて作ってみようかとも思いましたが、切り取る前のマークに切り取り線が書かれていないので断念しました。 (miki222さん 30代・ママ 男の子5歳、女の子3歳)
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