
”チンパンジーのリッキーは、お母さんをハンターに殺され、みなしごになってしまいました。市場で売られていたリッキーは男の人に助けられます。その人の家には、犬のアンリがいて……。チンパンジー研究の第一人者、グドール博士が描いた実話。”
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密猟ということは今もあるのでしょうか。
チンパンジーの保護施設にやって来たリッキーの実話を通して、考えさせられるお話です。
ハンターに撃たれて母親が死んで、みなし子になったリッキーは、幸いにも良心的な人に救われ、犬との友情物語が始まります。
でも、チンパンジーはチンパンジーです。
成長して犬との共同生活が厳しくなるのも道理です。
保護施設に連れて行かれたリッキーは、同様な仲間たちと巡り合うのです。
お話は美談で終わりますが、作者の意図はその保護施設のことを知ってもらうこと、無意味な動物迫害を否定することにあるようです。
ひいては、無意味な人間迫害を非難し、素朴な家族の大切さを見直す考えるところにまで通じると思うのですが、考え過ぎでしょうか。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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