欧米の歴史にとても重要な役割をはたした魚、タラ。 バイキングが長い航海のあいだ食料にしたのも、アメリカ最初の移民たちを支えたのも、はじめて冷凍された食品も、タラなのです。 アメリカでベストセラーになった『鱈:世界を変えた魚の歴史』を子どもむけに楽しく、わかりやすくした絵本です。
正直、タラってあまり気にしたことのない魚です。切り身で食べることはありますが、全体を見たこともないし、、、。そんなタラが世界をかえたなんて、びっくりしました。
捕まえやすくて、加工がしやすい魚なんですね。北欧のバイキングや、奴隷の時代など、ほんとうに世界をかえてきたことがわかりました。読み終えたあとに、表紙のリアルなタラを見直すと、しみじみします。
ていねいにいきいきと描かれた絵が楽しくて、いろいろなことを覚えられます。小さな子からおとなまでおススメの絵本です。 (どくだみ茶さん 40代・ママ 女の子12歳)
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