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一子はしにせの温泉旅館・ほたる館の一人娘。女将のおばあちゃんや若女将のお母さん、板前のお父さん、みんなで心をこめてお客をもてなしている。花が咲き乱れ、温泉町が一番華やかになる季節、特別室を予約したあやしげな親子連れがやってくる。そして事件が…。預かった指輪が消えてしまい、ほたる館は大騒ぎになるが…。
一子といい柳井くんといい、物語の登場人物たちが脳裏に浮かんでくるような物語です。
ドタバタと人情味とほろ苦さ、とてもわかり易くて読みやすい物語です。
家庭としては複雑な登場人物も暗さはありません。
事件としては、あっさりしたタネ明かしでした。
明快な内容で、楽しく読み終えました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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