おとうとぐまのオットーは、おにいちゃんぐまのベオといつもいっしょにいたくて仕方がありませんが、ベオはそんなオットーがじゃまに思えてなりません。 ある日、追ってくるおとうとぐまを振り払おうとして、どんどん歩いて行くうちに、森の中で二人は迷子になってしまいます。暗い森の中で、二人は力を合わせて助けを呼びます。
パツォウスカ、イブ・タルレ、ジョン・ロウ、リスベス・ツヴェルガー等、世界的アーティストを世に送り出したノルドズッド・グループが誇る編集人、マイケル・ノイゲバウワーとの出合いが、いたやさとしの大きな飛躍を促しました。 いたやさとしは、1999年、2002年の2回、ボローニャ国際絵本展にて入賞を果たし、特に2002年のボローニャでは、図録や会場ゲートにその作品がフィーチャーされるなど、期待を集めている新人作家です。 日本人初の世界同時発売とデビューを飾ります。
◆ いたやさとし profile ◆ 1969年埼玉県生まれ。高校卒業後3年間美術学校で学ぶ。美術学校を卒業後フリーランスでテレビ局の美術セット製作、アミューズメントパークや美術館の美術を担当。その後、絵本イラストレーターとして本格的に創作を始める。1999年ノルドズッドの編集者、マイケル・ノイゲバウアーと出会い指導を受ける。1999年、2002年の両年、「ボローニャ国際絵本原画展」に入選。2003年『おにいちゃんぐま おとうとぐま』で世界デヴュー。
作者のいたやさとしさんが、絵本ナビにメッセージを寄せてくださいました。 おにいちゃんぐまのベオは、おとうとのオットーが嫌いです。 オットーのいるせいで、ベオはいつもお母さんに「がまんしなさい」って言われます。 ベオはおとうとのおもちゃ箱をひっくり返すと、外に飛び出しました。 ところがせっかく一人で遊ぼうと思ったのに、おとうとが後からついてきます。 ベオはおとうとを追い返そうと色々やってみるのですがうまくいきません。 そうしているうちに二人は深い森の中へ。
僕には一つ上の姉がいます。小さい頃、僕はよく泣く甘えん坊の弟だったので、当時姉はこんな気持ちだったのかなと想像しながら、この物語をかきました。 後半のエピソードは、小学生の頃近くの森で遊んでいて日が暮れてしまった体験から生まれました。真っ暗な茂みの向こうから野良犬のうなり声が聞こえてきて、一緒だった友達と半べそをかきながら走って家に帰ってきました。 あの時はホントに怖かったなあ。
背景には友達に教えてもらったたくさんの空を描きました。 大きな雲を指さして彼はこんな事を言うのです。 さっきまであの辺が鷲の顔に見えたんだけどいまは口を開けた馬に見えるね。 まるでおもしろい映画を見てるように夢中になっているのです。 今では僕も空を見るのが大好きです。
初めて絵本を作ったのでうまく出来たか自信がないのですが みなさんに楽しんで頂ければ嬉しいです。 (いたや さとしさん 作者)
外国の方の作品の雰囲気に見えて
手に取りましたら
日本人ではありませんか
世界同時発売とのこと
世界でも兄弟関係は
同じなんですね!?
自分も姉という立場なので
おにいちゃんのベオの気持ちが
よ〜くわかります
おかあさんは、下の子が悪くっても
全部、上の子を怒るものね!
叱るんじゃなくって!!
この「ふん!」って横向いた顔
頭にくる!!みたいな
腹立つ〜みたいな表情の絵
自分のようで
なんか、すごくおかしいし
共感出来ます
でも、私は弟のものを
ひっくり返したりしなかった(^^ゞよ
ちょっと、これは・・・
それだけ
頭にきてたんだね
そうそう
弟は、こりないというか
ついてくるんだよね
そうそう・・・
すぐ真似するし
そうそう
ずるがしこいというか
要領いいし・・・
って、あら、大変!!
心ぼそいのに
嫌いな弟の手前・・・
嫌いなはずなのに・・・
なんともおにいちゃんぐまベアの感情を
上手に表現されています
パパとママの様子に
愛情を感じますし
安心します
手を握っての星空・・・
兄弟っていいね
って、思いました
姉弟は、こうは、いかないけど(^^ゞ
おはなし会で
読んでみたいです! (しいら☆さん 50代・その他の方 )
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