【辰野町立図書館 吉澤さん】 この本が大のお気に入りだった長男は、主人公のネコ「プス」になりきっていました。入園前の面接では、名前をきかれて、「プス」と答えました。フルネームで呼ばれた時には、「にゃーご」と返事。そして大きくなったら何になりたいと聞かれると、即座に「ねこ」。思い出がいっぱいの本です。最後のページ、プスが、長靴を脱いで、クッションの上でくつろぐ顔の得意げなこと。長いお話ですが、最後まで飽きません。ガルドンの絵も、お話の雰囲気にぴったりです。 それにしても、長靴の色が赤だったなんて、このネコに名前があったなんて、しかも黒猫だったなんて・・・。知りませんでした。表紙のプスはいかにも賢そう。家のネコならいいけれど、敵に回すとこわいぞ。
「ながぐつをはいたねこ」はとても有名な童話だけど、
この絵本は少し長めのお話と、素敵な絵で、
物語の中にグングン引き込まれていく感じがします。
子供の時に知っていた「ながぐつをはいたねこ」よりも、
深く細かく物語の描写がされていて、
子供よりも大人向けなのかな、とも思いますが、
2歳5ヶ月の息子も気になったのか、
「ねこさん、よんで〜」と持ってきて、
読んでやると横で聞いています。
お話が長いので、すぐ飽きちゃうみたいですが、
息子がもう少し大きくなったら、
しっかり親子で読みたいと思っています。 (夜野 碧さん 30代・ママ 男の子2歳)
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