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名作童話『ちいさいモモちゃん』の絵本版。 ある晩、モモちゃんのベッドに、「いれて。」って、くまさんがはいってきました。くまさんは風邪をひいているみたい。モモちゃんの甘いお薬でなおるでしょうか?
ももちゃんのぬいぐるみのくまさんが病気になってしまうお話です。
どうも薬飲みたさの仮病のようなのですが
その様子が、子供の心を的確に描いています。
薬や注射は体験で、苦い痛い理解して嫌いになるもの。
めったに病気をせず、薬の体験のないわが娘も
たまに私が薬を飲んでいると、目を輝かせて
「何飲んでるの?」と聞き、「大きくなったら飲みたい」といいます。
ぬいぐるみの病気という設定に、
いやな顔ひとつせず付き合うお母さんもすばらしい。
でも、病気の時はよく食べて暖かくして寝るのが一番。
そんなオチまで導いてくれるような暖かい一冊です。 (やこちんさん 30代・ママ 女の子3歳)
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