大好きなイチゴを食べおわって「ああ、おいしかった」。 あしたは何を食べようかな…って考えるときのしあわせ。 面白い映画をみおわって「ああ、おもしろかった」。 つぎは何の映画をみようかな…って考えるときのしあわせ。 楽しいことが終わった後の“余韻”の時間。こんなに幸せそうに描かれている絵本なんてはじめて! 大切な宝物のような時間だということが、女の子の表情から伝わってきます。 そして、3月。ずっと一緒だったおともだちや保育園とのお別れはさみしいけれど…でも。 楽しい時間が終わってしまうことを本気で悲しむのが子ども。こんな風にあしたはだれに会えるかなってワクワクできるのも子ども。子ども達はこんな毎日を過ごしながら大きくなっていくんだなあ。感動してしまいました。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
これが さいごの ひとくち。ごちそうさま。ああ、おいしかった。 あしたは なにを たべようかなってかんがえるときの しあわせ。 ……あしたは だれに あえるかな
3月生まれの次男坊。
「おたんじょう月おめでとう」シリーズで
中身が気になったけど、あえて確認せずに借りました。
そして、読み始めてみると。
楽しいこと、嬉しいことが終わってしまうたびに
「次はどんな楽しいことがあるかな」と考えて
新生活へのワクワク♪が綴られていくお話でした。
う〜ん。
3月は卒園・卒業で、もうすぐ来る新生活に期待がふくらむ
季節なのだってのはわかるけれど・・・。
『誕生月』『3月生まれ』という気持ちで読むと、
内容としてちょっと残念です。
もうちょっと、「春が来た〜♪」みたいな感じで
卒園・卒業からは離れて欲しかったなぁ。
お話としては楽しいけれど、「3月生まれ」にとっては
あまり関係ないんですもん。
なので、「お話」としては星☆☆☆☆4つですが、
「3月生まれ」としては星★★★3つです。
でも、「新入学」や「新学期」への心構えに
読んであげると、とってもいいんですよね〜。
卒園前に「もうすぐ1年生」な本と一緒に読んであげると
いいかもしれません。 (わにぼうさん 30代・ママ 男の子7歳、男の子3歳)
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