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カリカリは、はりねずみのぼうしやさん。三日月のお客様にぼうしを作ってあげましたが、お月さまは満月になろうとしいて…。
つちださんって、こんなメルヘンな世界も描かれるんですねぇ。最初に読んだのが、でこちゃんシリーズだったので、印象的にはまるで違う世界のお話でした。
(でも、それがまた、新鮮で楽しかったです)
カリカリさんっていうのは、森の帽子屋さん。ただの帽子屋ではなくて、オリジナルな帽子をいろいろと作ってくれるから、森の動物達には大評判の店なんです。
そんなカリカリさんのところに、真夜中びっくりするお客さまがやってきました。
それは、お月さまだったんです。
お月さまは冬の夜が寒いと、帽子をお願いしに来たんです。
この時のカリカリさんとお月さまの会話のシーンが面白くって、子供達と笑っちゃいました。
(カリカリさんのセリフが、下町のおせっかいなおばちゃん風で…)
一週間後に仕上げると約束して、がんばって作ったのに、やってきたお月さまに帽子のサイズは合わなかったの。
お月さまは、日に日に形がかわってしまうでしょ?仕方ないんですよねぇ。
そこで、カリカリさんは帽子屋の意地で、考えたんです。太ってもやせてもお月さまがつけられる帽子を!
カリカリさんのくせのある喋り方が、とにかく面白くって、読み聞かせしている間、子供達は夢中になって聞いてくれました。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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