まぁるいお月さまも三日月も……、月のかたちはだれが作っているの? 夜空で今夜もお仕事している月のみちかけ屋さんを、知っていますか? ティモレオンは月のみちかけ屋さんの免許をとったばかり。毎晩、月に大きな布をかぶせて、少し光をかくすのです。めずらしい仕事でしょう? こうすると月がいろんな形になって、夜空がきれいです。それに、時の流れもわかりますから、とても大切なお仕事なのです。ところが、ティモレオンは月まで空気のように飛んでいける、魔法のクスリをなくしてしまったから、さあたいへん! くたくたのザモレオンじいさんと仕事を代わってあげるために、どうやって月に行ったらいいのでしょう? たったひと晩で、おともだちとその方法をみつけなければなりません…。
ストーリーも絵も幻想的で、これぞ絵本だ!と、読み聞かせながら、うれしくなりました。でも3歳の娘にはまだはやいのかも・・・? シルク・ド・ソレイユで舞台化しないかな。 (MARRIOTTさん 40代・パパ 女の子3歳)
|