おひさまがギラギラとてりつける、あつーい日のこと。オオねずくんは、庭の手入れに大忙しです。オオねずくんは、チビねずくんに、何度もお手伝いをお願いしますが、チビねずくんは、ちっとも手伝ってくれません。でも、どうやらチビねずくんが手伝ってくれないのには、わけがあるようです・・・。
あつーい日に、花の種をまこうと一生懸命はたらくオオねずくんと、遊んでばかりいるチビねずくん。途中からチビねずくんは花や鳥の羽を集めます。そして、それを使ってオオねずくんをハッピーにしてくれるのです。いいよね。こんな関係。お互いマイペースで好きなことをやっていて、オオねずくんは、ちょっぴり不満なときもあるけれど、最後は二人そろって幸せそうにお昼ねできるなんて。
それにしても、この2匹は、父と子?兄弟?友だち?
なんとも判断しがたいのですが、そんな説明がほしいのは大人だけでしょうか?
お話はほんわかしていて、おすすめなのはもちろんですが、絵がまたすばらしいです。
自然の様子が生き生きしています。ねずみくん達の表情の描き分けがわかり易い。ねずみくんたちが使っている道具が人間サイズのものを工夫して使っているアイディアが楽しいのです。そして、字を読まなくても絵をみているだけで、お話がわかってしまうのです。4才の娘に一度読んであげたら、飽かずに一人で眺めておりました。なんて、便利な本なのでしょう。その間に家事ができると喜んでしまうと、母として、少々罪悪感はありますが、テレビやビデオをみせているよりは、ずっといいですよね。 (えっこさん 40代・ママ 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳)
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