くまのぬいぐるみのテオドールは、古くなってあちこち傷んできたので、ゴミ捨て場に捨てられます。その夜、テオドールは夢をみます。南の国でたくさんの子どもたちと幸せに暮らしている夢を。おなじように捨てられていた木馬のガスパールに夢の話をすると、一緒に行くことに。途中、木の牛、人形、こわれたきつつきのおもちゃ、こわれた赤いトラクターなどを仲間にいれて、南の国を目指します。大きな川を渡らねばなりません。そんな時も、みんなで力を合わせて乗り切っていきます。いろんな人達が住む町を過ぎていって、いろんな人と仲良しになって、おまけに、傷んだおもちゃを直してくれる町だってありました。そして、最後の航海。南の国へ。
読みごたえがあるおはなしで、どのページも絵がいっぱいに広がっています。そのせいか、だんだん本当に外国を旅しているかのような気分になります。
特に、旅の中に出てくる場所が、ほんとのジプシーたちが住んでいるところだったりするのがなんだかハラハラしました。
4歳の息子にはピンときてないところもあり質問ぜめにあいましたが、今ではお気に入りの絵本です! (イヨイヨさん 30代・ママ 男の子4歳、女の子2歳)
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