我が子を産む時、「赤ちゃんが生まれようとがんばっている」と思った瞬間にすっと力が抜けて楽になった記憶があります。それ以来、息子には感謝の気持ちでいっぱいなのです。めくるめく日常につい忘れてしまう事もしばしばですが(笑)。 この絵本を読んでいると、その時の気持ちがよみがえってくるようです。 かみさまに『うまれていいよ』って言われて、ぼくはママに会いたくて、抱きしめてもらいたくて、ママを探しつづけます。クマくんやぶたくん、ほかの動物たちがママにぎゅうっとしてもらっているのを見るとますます・・・。ママの方だってずっと会える日を待ち望んでいるのです。そして誕生の瞬間。「うまれてきてくれて、ありがとう。」これからママになろうとしている方、そして生まれた時のことを聞くのが好きな子ども達に。親子で一緒に読んでこの言葉をしっかりと伝えていってほしいです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「ぼくは、ママをさがしているの。かみさまが、 『うまれていいよ』っていってくれたから・・」 クマくんやぶたくん、ほかの動物たちはみんなママと一緒です。 ぼくのママは、どこにいるの? 「あなたは、世界でたった一人のかけがえのない存在。 うまれてきてくれて、ありがとう。」絵本を通じて、親から子へメッセージを伝えることで、子どもの自己肯定感を育み、かけがえのない命の誕生を親子で喜びあう絵本。
〈著者メッセージ〉 難産だった息子の誕生をきっかけに 生まれた物語です。わが子がうまれてきてくれた喜びを、 たくさんのパパ、ママ、子どもたちに届けられたら嬉しいです。
この頃、反抗期で「お母さん何て嫌い!」と言う息子。でも、お母さんを子供たちは探している。探して、巡り合えて一緒に成長していける幸せを感じようと伝えた所、自分には、世界中どこを探しても「産んでくれたお母さんは、お母さん一人なんだ。」って・・・子供って親を泣かせる言葉を知ってるなぁ〜と感心しました。 (みょみょりんさん 30代・ママ 男の子8歳、)
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