大人がみんなパーティでうかれているときに、村のあかちゃんが、みんなはいはいして逃げ出しちゃった・・・。
背景以外は切り絵のような影絵になっています。
大人がパイ競争に夢中になっている間、会場に来ていた5人の赤ちゃんが、ちょうちょにつられて、ふらふら出かけてしまいます。
それに気付いた主人公の「ぼく」(年は5、6歳ってとこじゃないでしょうか?)は、赤ちゃん達を追って、森の中へ…。
何度止めても、どんどん森の奥へいってしまう赤ちゃん達。ついには、小高い崖の上から赤ちゃん達は落ちてしまうというハプニングあり!赤ちゃん達を救おうと奮闘する「ぼく」の子供らしいがんばりに感動します。
やっとの思いで、赤ちゃん達をパイ競争の会場に、連れ戻したぼくは、みんなから誉められたようです。
この絵本の中で、わたしの一番のお気に入りのシーンは、最後のページ。一日大活躍だったぼくが、自分のママの腕の中で、武勇伝を聞かせながら、眠りについてしまうところ。
なんだかとってもあたたかい絵本です。
人物が全部影絵なのも、個性的で面白いので、ぜひ、読んでみて下さい。 (てんぐざるさん 30代・ママ 女の子9歳、女の子4歳)
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