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
むかし、としよりを山にすてるようにとおふれをだしたとのさまがいた。 ある息子が、母親をせおって山にいったけれど、すてられず、つれかえって床下にかくしていた。 そのころ、となりの国から、難題が送られてきて、年寄りの助言で、危機をのりきることに……。 お年寄りの知恵や経験から、大切な生きるすべを学ぶ。
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65才の私が、87才の母親を前に演じました。
「60才になったら年よりを山にすてろ」などという、還暦過ぎをゴミ扱いにした非現実感に、かえってホットします。
年よりには年を重ねた知恵がそなわっているというお話です。
いつまでも、母も自分も紙芝居を楽しめるくらいにはしっかりしていたいものだと痛感します。
このお話ならば、介護施設で読み聞かせしても大丈夫ですね。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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