ある気持ちのいい朝、かばのぼうやは目をさますなり、うきうきと遊びにでかけました。 やわらかい草の感触、泥のあたたかさ、こかげのすずしさ……体いっぱいにうけとめながら、ひたすらずんずん進んでいきます。 でも、とちゅうではっと気づきます。 そうだよ、ぼく、だいじなことを忘れてた! もときた道をおおあわてで戻るかばのぼうや。 忘れていただいじなこととは、何だったのでしょう? かばのぼうやとママのあたたかい愛情と絆に、心がほんわかする絵本です。 まるで名画さながらの絵もすばらしく、フランスで賞をとりました。
2歳の娘はこの本が大好き。
元からかば好きということもありますが、さらにかば好きになりました。
かばのぼうやが遊びに行って忘れ物を取りに帰るだけの内容ですが、
お母さんかばの表情や途中にいる動物の親子も、
皆愛情たっぷりに描かれています。
短めで繰り返しの文章が多く、小さな子向けです。
まるで油絵のようなくっきり鮮やかな色彩の絵がとても魅力的で、
ジャングルの様子がよく描かれています。
かばのぼうやがお母さんと再会できた後、
必ず娘も「ちゅっ、ちゅっ!」と寄ってくる可愛い本です。 (きちこさん 30代・ママ 女の子2歳)
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