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人間は――生まれる/遊ぶ/働く/愛する/死ぬ。しかも、ぼける。 混沌をおそれず、この1冊でぼけを丸ごと学ぼう! 「ぼけの可笑しさ、不思議さ、怖さ、美しさを通して、私たちは人間といういのちの限りない深みに触れるのです」――谷川俊太郎(「解説・ぼけの驚異」より)
ヤングアダルト向けに出された書籍としては、この現実感を若者がどのように受けとめるのか気になるところですが、認知症の老人と寄り添いながら、とても人間味のある事例集です。
老いとはこんなもの、認知症とはこんなもの、祖父母が、両親が、そしていずれは自分も通る道ならば、やさしく受けとめる準備を考えることで、とても心が豊かになれると思いました。
村瀬さんのご苦労が、ユーモアたっぷりに描かれているところに、とても好感が持てました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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