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生計のためにやむなく熊を殺す熊うちの名人が、やはり、やむなく人を殺す熊のために命を落とす。賢治の名作を組み木絵で絵本化。
生きる為、仕方なく熊を殺して生計を立てる主人公。熊撃ちの名手なのですが、そんな主人公も街に出て撃った熊の皮を庄屋に売る時には、庄屋の言い値でしか売れず惨めな思いをし、なんとも人生の厳しさを描いているなぁと思いました。読みやすくする為に句読点を追加したりする以外は原文のままなので、宮沢賢治の読みづらさを感じられつつも、話のあらすじを理解出来る文章だと思います。 (くりこきなこさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子3歳)
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