いろいろな『ラプンツェル』を読んできて、ワッツの絵に2種類あることの不思議を感じつつ、今回は古い絵の方を再読。
実は、古い絵の版は二つの訳本があります。
相良守峯訳の絵本を読んだら、気になってしまって大島かおり訳を探し出しました。
バーナデット・ワッツの『ラプンツェル』はここから始まっていると思うと、先駆的なお話です。
1979年出版のせいもあるかと思いますが、訳に少し古さを感じます。
残念ながら絶版。
同じお話で、内容は同じなのですが、微妙に違って見えるのは何故でしょう。
比較ということを考えなければ、この本もとても情感があって感銘深い絵本です。
村上春樹さんが訳し直したシルヴァスタインの『おおきな木』を読んだときに感じた、新旧の味わいの違いが思い出されました。
(ヒラP21さん 50代・パパ 男の子15歳)
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