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きょうは、おひっこし。にもつを車につんで、さあ、しゅっぱつ。でも、ちょっとまって! クマくんは、わすれものがあるようなきがして、ひきかえした。いえじゅうをさがしたみた。おうちのなかは、からっぽ。わすれものは、なんだろう…?
2歳後半の息子に読みました。
クマくん一家は引越しをします。
からっぽになった部屋に忘れ物を探しに行くクマくん。でも何にも見つかりません。
パパはそんなクマくんを連れ、ひとつひとつの部屋にお別れを言いに行きます。
車に乗り込んだクマくんが気付いた忘れ物が何だったのか…。
ぜひ、皆さんに手に取って読んでほしいです。
私たちは、息子に読み聞かせながら、1ページ進むごとに、涙をこらえるのがつらくなるほどでした。なぜなら、私たちが、数カ月後に引越しを控えていたから。
まだ小さい息子には、引越しのホコリやゴタゴタは耐えられないだろうから、預けている間に全部終わらせようと思っていましたが、この絵本に出会って、考えが変わりました。
からっぽになった部屋に、ちゃんとお別れをさせてあげよう。
今までありがとうってお礼を言って、ちゃんと気持ちを切り替えて、次の生活を始めよう。
そういうことをすると子供が混乱するかな、と思っていたのですが、でも、子供の気持ちを信じて、私たちと同じものを見せてあげようと思いました。
そんなふうに思わせてくれた、私たちにとって、大事な大事な絵本です。 (どまどまさん 30代・ママ 男の子2歳)
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