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大学を卒業以来山を歩き続け、自然の営みを撮ってきた著者が、力強く美しい写真で、水の恵みのありがたさを私たちに訴えかけます。
本のカバーの見返しにあたる部分に
「幅広いテーマで1,2年生の好奇心を広げ……」
なることが書かれていましたが、
1つの1つ取り上げられている写真がとても素晴らしかったのと、
どのページの文章も簡潔で詩的なリズムがあり、
音にして読み上げると心地よいと感じたので、
子どもたちだけでなく、高齢者の方々にもいいのではないかと思って、
先日この写真絵本を持って、高齢者のディーサービス施設でお話会をしてきました。
本文を開けると、ページいっぱいに大きな木!そこに降り注ぐ雨。
ここを見ただけでこの作品に引っ張り込まれます。
本文の活字は、普通の絵本にはあまりない大きいサイズで、一見読みやすそうでしたが、
主役である水の写真を邪魔しないようにしているためか、
「白い活字」を使っていたので、
バックの写真に反射して、読み聞かせに使うときは結構反射して読みにくいと感じました。
この絵本を読み聞かせに使うときは、文章が短いので、あえて暗記して臨むのもいいかもしれません。
さて、ご高齢者さんたちの反応は、読み手の私的にはなかなかいい雰囲気でした。特にお花とか自然が好きな方々の反応はよかったように思います。
ちょっと残念だったのは、絵本がやや小さ目なので、20人前後の人たちが集まるような広い場所では、全体の方に見ていただきにくい角度もあったかもしれません。
作品そのものはとても素敵なので、ぜひ、大型絵本にしてほしいな〜と、思いました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳、)
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