「うえ〜ん、えん えん」 大泣きしていた女の子の頭の上に大きなりんごが… ヒューーン パカッ!
あらあら?
くるりん パッ!で りんごちゃん♪ わたしは 今日から りんごちゃん♪
可愛いりんごちゃんに変身しちゃった。 あんなに泣いていた女の子が嬉しそうにくるくる回って踊ってるよ。 バレリーナみたいにそれはそれは高く足まであげちゃって。 りんごに埋もれてとびっっきりの笑顔。
くるりん パッ! あんまり楽しそうだから、私も一緒にりんごちゃんに変身して踊りたくなっちゃった。
この紹介文を読んでいても、何が起こっているかわからないって? 歌みたいにリズミカルで楽しい文章と、ちょっと懐かしさも漂う大らかで動きのある絵。 読んでみれば、りんごちゃんの可愛さと、ウキウキと、嬉しさがすぐに伝わってきますよ。理屈じゃないよね、りんごちゃん。りんごの鮮やかな赤い色を見ていれば、みんなの心も明るく幸せ。 あれ、なんで泣いてたんだか忘れちゃった…ま、いっか!
巻末にはりんごちゃんの絵かきうたもついています。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
いちわのカラスが、大きくておいしそうなりんごをついばんでいます。そこへ、ひとりの女の子が泣きながらやってきました。あっ、たいへん! カラスが落としたりんごが女の子の頭に……と、思ったら、女の子はかわいいりんごちゃんに変身! わたしはきょうからりんごちゃん。笑顔で楽しくおどります。 リズミカルな文章と動きのある絵で、読者の心も楽しく明るくしてくれます。巻末に絵かきうたもついています。
表紙を見て5歳長女が「これ絶対○○ちゃん(←妹)気に入ると思うよ。ママ」というので図書館で探してみると、ありました!表紙から私も「可愛い!」と気に入ってしまいましたが。
読んでみると、このりんごちゃんの正体にビックリ。私は何も考えずリンゴの女の子が主人公だと思っていたら、「そうきたかー。そうだったのかー」と言った感じでした。
長女の言うとおり、3歳次女は大喜び。じっと聞いてリクエスト。楽しいお話でした。 (きーちゃんママさん 30代・ママ 女の子5歳、女の子3歳)
|