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自然から採取したものだけで、舟をつくろう。木を切るには、道具がいる。ナタやオノをつくるため、砂鉄を集めよう。集めた砂鉄で、鋼をつくり、鍛えて…。昔ながらの方法で、丸木舟ができあがるまでの工程を、ひとつひとつたどる写真絵本。探検家で、武蔵野美術大学の文化人類学教授でもある関野吉晴が、学生とともにつくりあげた一艘の丸木舟。ひとつのものを、機械を使わずにつくる醍醐味を伝えます。
自然から採取したものだけで舟をつくる。
まずはナタやオノの材料となる砂鉄を集め、鋼を作り、というように、道具からつくるのです。
気の遠くなるような工程を経てできた丸木舟で、インドネシアから沖縄まで航海する。
なんて、壮大な計画なんでしょう。
人の力に感動するとともに、あって当たり前と思ってしまうばかりの自分にハッとしました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子16歳、女の子13歳、男の子10歳)
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