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2011年3月11日、日本を襲った東日本大震災。 古くから人々を守り、親しまれてきた、岩手県陸前高田市の高田松原の七万本の松は津波にのまれてしまった。 しかし、たった一本の松だけが、津波を生きのび、『奇跡の一本松』として人々に希望をあたえている。 岩手県出身の著者が描く、感動の絵本。 売り上げの一部は、松原の保全のために使われます。
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東日本大震災で名を残した陸前高田の一本松は、この絵本が出された後に枯れてしまいましたが、レプリカに姿を変え、同じ場所に立っているとのことです。
何故にそこまで人の心をうつのか、松の来歴を知って解りました。
浜を守るために植えられた松に寄せる思いが、想定以上の津波に耐えられなかったこと、安全に対する過信によって崩れたことを忘れず、悲しさと希望の象徴に置き換わったのでしょう。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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