貧しい家族を助けるため、きびしい労働を強いられる子どもたち。深夜までの仕事、ひどい環境、雇い主の虐待……。そんな現実にたちむかったパキスタンの少年・イクバル。彼の勇気は、世界の人々の心を動かしました。
児童労働という言葉にこれほどの過酷さがあることを知りませんでした。
奴隷労働という言葉が死語でないことを知りました。
債務労働って何でしょう。
現代には有り得ないと思っていた、この実体が存続している場所があることを知って愕然とした私です。
それだけに、児童解放のために立ち上がったイクバルの勇気には目を見張りました。
イクバルの殺害がなければ、きっともっともっと活躍の場があったと思います。
悲しくて怒りの込み上げてくる本でした。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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