時は大正時代後期。山間の里に住む修一は〈山の衆〉の少女に熱い恋心を抱くが、かまどにくべられた一体の人形が二人を引き裂く。修一は少女への想いを胸に人形師をめざす。
幻想的ですが、一途な恋物語として受け取りました。
偶然に出会った少女への思いは、その子のために持ち出した姉の市松人形が周一の人生を決めるまでに固くなっていきます。
家を勘当されてまで、周一の市松人形への執着は、姉と少女の前で焼かれた市松人形への畏敬だったのでしょうか。
古風な物語です、
その時の少女と再会できたのか、その時の思いに次の展開はあるのか、意味深なラストシーンでした。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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