こどもたちの視線ですくいあげた、214の「日常」。素直でかわいく、時にシカニルで、ちょっと可笑しい…懐かしくって新鮮な「こどもの世界」を、「こどもの詩」の選者・川崎洋がご案内します。
お母さんの子ならどこの国でもいいよ(ひみつばこ;お母さんの笑顔 ほか) レストランで働くお母さんにお父さんが一目ぼれしちゃいました(たん生日;ゆうちゃん ほか) ぼくがトンボだったころ(かぶとむし;かさ ほか) あたまわるいけど学校がすきです(ともだち;給食の牛乳 ほか) 冬休みに冬眠したい、でも雪が降ったら起こしてね(山;てんきよほう ほか) 人間なんて変、命がなくちゃ生きていられない(夢;冷やし中か ほか)
子供たちの視線、子供たちの考え、子供たちの思いが飛び跳ねている詩集です。
思わず涙ぐんだり、微笑んだり、考え込んだり…、でも子供たちがとても素晴らしい詩人であることに感動しました。
こういう子供たちの言葉があるから、読み聞かせを続けているんだろうな。
小学校で読み聞かせをしているお母さん(ときどきお父さん)、この本はナットクですよ。
この子供たちのきらめきを大切にしていければ良いと思いました。 (ヒラP21さん 50代・その他の方 )
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