
ゴムタは きのいい けしゴムです。 いつも にこにこ、みんなの そばに いて、 たのまれたら すぐに けしてあげます。
そんなゴムタ達のところに、真っ白で新しいけしゴムのゴムゾーがやってきます。 なんでもけしてやる!と豪語するゴムゾーですが、 ゴムタのように黒く汚れるのをキライ、鉛筆たちのお願いに耳を貸そうとしません。 次第に仲間から嫌われていくゴムゾー。 しかし、そんなゴムゾーの目の前で、1本の鉛筆の芯が折れて、助けを求めていました。 めそめそ泣きだす鉛筆を見たゴムゾーは…。
プライドが高く、みんなから嫌われてしまうゴムゾーも、 かとうまふみさんが描くと、何だか憎めないキャラクターになります。 消しゴム本来の生きがいを見つけたゴムゾーは、 丸くて気のいいゴムタとこれからいいコンビになっていくことでしょう。
ページをよく見ると、『のりののりこさん』で登場した仲間たちとも再会できます。 2冊一緒に楽しむと、さらに面白い発見があるかもしれません。
(木村春子 絵本ナビライター)

けしゴムはけすのが仕事。鉛筆たちともいいコンビ。ところが、ある日、新品のけしゴムがやってきて、「けせば、おれさまがよごれちまう。そんな仕事はいやだね!」と、言いはじめたから、さあ大変……。のりこさんや、チョッキンふじんなど、前作『のりののりこさん』に出てきたキャラクターも多数登場。子どもたちにとって身近な文房具の楽しいお話です。

テーマは平凡です(失礼)。
でも、このキャラクターが愛らしい!
表情も豊かで、いいんです。
消しゴムって子どもにはとっても身近だし、
手に取りやすいと思います。
小学1年生から2年生に読み聞かせすると
とてもよい絵本だと思います。
小さめの絵本ですが、わりと遠目も
きくと思いますよ! (はっしゅぱぴーさん 30代・ママ )
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