はじめにラズライトにソーダ石を少々、方解石、黄鉄鉱をひとつまみ混ぜます。 鮮明な青色がでてくるまで地熱であたためれば、さあ、ラピスラズリのできあがり!
一体、何のレシピ??食べ物のレシピではありませんよ。(笑) 作者考案の「石」のレシピなのです。 宇宙にちらばる小惑星のようにも見える不思議な形。 神秘的な輝きを放つ鮮やかな配色の物体。これらはすべて石なんです!
ダイアナ・アストンとシルビア・ロングのコンビは、これまでも「たまごのはなし」「たねのはなし」「チョウのはなし」と 「学習絵本」というジャンルを超えたユニークな視点で、今までにない素晴らしい知識絵本を世に送り出しています。 「石」「鉱物」なんて聞くと全く興味が湧かないなぁと思っていたら、是非この絵本をおすすめします! シリーズを通して、思わず笑みがこぼれるユーモアセンス抜群のダイアナ・アストンの解説も健在です。 そして、鉱物という無機質な対象物を驚異的な写実力で生命力溢れる魅力的な「いし」たちに描いたのはもちろんシルビア・ロング。
大自然が長い時を経て生まれ変わる「石」。 地球の歴史46億年分をぎゅっと濃縮した小宇宙。 ページを開いたその瞬間から、壮大な美しい「いしのはなし」の魔力にすっかり魅せられてしまいますよ。
(絵本ナビ編集部)
美しく、力強く、神秘さをも感じる石。石は、長い年月をかけて活動する地球の一部です。無機物ながら、長いときをかけて生成をくりかえすさまは、見方を変えればまるで生きているよう。リアルだけれど温かみのあるイラストと、楽しい文章でつづられた、美しい知識絵本。
きれいな表紙にひかれて、読んでみました。ページをひらくと、あざやかな絵に目がくぎづけになります。いろいろな側面からとらえた石についての文章もおもしろく、壮大な石の存在に興味がわいてきます。子どもはもちろん、石ずきの大人にもおすすめです。 (あんじゅじゅさん 50代・その他の方 )
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