小さな王国の小さな王様が、大きな森で見たことがないような動物をさがしていた。雪のように白く、風よりはやく走り、ひたいには角が1本ある…。伝説の動物ユニコーンの物語。フランスの翻訳絵本。
フランス人作家によるユニコーン(一角獣)物語。
ユニコーンは一本の角を持つ、馬のような伝説の生き物で、
いろいろな物語(ハリー・ポッターなど)にも登場しますね。
小さな王国のちいさな王様が森でユニコーンを見つけるのです。
そこで、お妃に見せるために、騎士に命じて探させるのですが、
騎士はとんちんかんな動物を連れて帰るばかり。
とうとう王様自ら探しに出かけますが、お妃が先に見つけて連れて帰るわけです。
ところが、何年ものお城での生活が、ユニコーンを弱らせます。
そこで、森へ戻すのです。
ユニコーンの元気の源が、蹄の下の雪、たてがみを抜ける風、角の先にある空、
というのが滋味深いです。
無駄を省いた幻想的な絵が印象的で、どちらかというと、大人向けかもしれませんね。 (レイラさん 40代・ママ 男の子19歳、男の子17歳)
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