やっぱり、ガブは オオカミだから、わたしの ともだちを たべちゃうの? 「あらしのよるに」の世界からうまれた絵本
あらしのよるに出会って、友達になったオオカミのガブとヤギのメイ。 でも、そのことは、おたがいの仲間にはひみつだ。敵と味方が仲良くするなんてとんでもないと、みんなから責められるにきまっているから。 今日も、メイはガブに会いに出かけたが、なぜかヤギの仲間たちがゾロゾロとついてきてしまった。これじゃ、ガブに会うことができない……。 そんな中、子ヤギのミイが川の中で立ち往生してしまった。目の色を変えて、ミイのところに向かうガブ。ミイを狙って、イヌワシが近づいてきていたのだ。 イヌワシに狙われているミイのところに、オオカミまでやってきた。ミイはもうどちらかに食われてしまう! そう思うヤギたち。 でも、メイだけは知っている。ガブは、ミイを助けるために、イヌワシと闘っていることを……。
嵐の夜にスペシャル版です。山羊のメイとおおかみのカブの信頼しあう友情に、特におおかみのカブは、子山羊のミイを助ける為に、2羽のイヌワシと戦ったのに、山羊の群れからは、そのことを理解してもらえないことがやっぱり読んでいてはがゆく思いました。唯一メイがカブのことをときには不安になりながらもしっかりと友情を育んでいくのが嬉しかったです。
命がけで傷だらけになってミイを助けてくれたカブは、誰もしらないヒーローです!メイがそのことを理解していてくれただけでもカブは救われると思いました。メイとカブの再会の笑顔がとても素敵に描かれてました。 (押し寿司さん 60代・じいじ・ばあば )
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