スーザンはね、わらったり、うたったり…およぐこともできるし、うまものる。いい子にしてるかとおもったら、いたずらっ子にはやがわり。ほんと、どこにでもいる女の子。でも、スーザンはね……車いすなんだ。自分らしく、いきいきとすごすことのすばらしさ、大切さを伝えます。
障害絵本です。
でも、最後の最後までそんなことわかりません。
スーザンが普段は車椅子に乗って生活しているなんて。
表紙は、スーザンがシーソーにのっています。
笑ったり、歌ったり、泳ぐことも出来るし、馬にも乗る。
いたずらもするし、勉強が間違って泣くこともある。
夜に寂しくなれば、抱っこしてもらってお話をきく。
普段の子どもと変わらない生活です。
スーザンの普段の生活をつづった絵本なんだな・・・
と思っていたら、最後のページで車椅子に乗っている姿が。
そう思ってページを戻ると、確かに足に力がない。
でも、まったく気づきません。
「スーザンはね、どんなときも ずっとスーザン!
「あなたもね、いつだって ずっとあなた!」
そのままの、でもとっても深い文です。
考える絵本ではありません。
でも、きっと何か感じさせてくれる、そんな絵本です。 (ひとときさん 30代・その他の方 女の子10歳、女の子3歳)
|