トンネルくぐるとこんもり畑。 やぎやの家族が暮らしてた。めぇー、めぇー。 7人家族はいつも元気。めぇー、めぇー。 畑をたがやし、家を建て、イスや机もつくります。 手作りチーズにほかほかパン、採れたて野菜のおいしいスープ! うめぇー、うめぇー。 美味しそうに食事をするやぎの家族のまわりには、まちのみんなもやってきて。 開いたお店は「やぎや」! トンネルくぐると「やぎやだ やぎやだ」うめぇー、めぇー、めぇー。
見ているだけで力がわいてきそうな迫力満点やぎの家族の絵は、スズキコージさんによるコラージュ。 声に出して読んでいるうちに、楽しくて仕方がなくなってくる文章で語ってくれているのは長野ヒデ子さん。 名コンビでもあるお二人が描いているお話は、実際にあるお店「やぎや」がモデル! (そちらの「やぎや」のお話は、巻末に紹介されていますのでお楽しみに) 働き者のやぎたちの暮らしは、まわりの人たちをも巻き込むほどの明るいパワーがあるのです。 実に楽しそうに畑を耕し、かまどでパンを焼き、遊びまわっているのです。 こんな家族がいるのなら、こんなお店があるのなら、ぜひぜひ訪れてみたい! なんたって、お二人が描いた絵本から「もりもりくまさん」まで「やぎや」にやってきちゃうほどですからね。 あたたかくて楽しい、家族の絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
やぎの家族は7人。みんなよく働き、仲よし。そこで家族で協力して、お店を開くことにしたんだって! めえー めえー。 「やぎや」の取材に行かれた長野ヒデ子先生とスズキコージ先生。それはそれは楽しい旅で、実際に絵を描くのに大変役立ったそうです。見てください、この絵はコラージュ! 迫力満点、ずっと見ていても飽きません。 「やぎや」にやって来る、もりもりくまさん。おふたりの共著『もりもりくまさん』の主人公です。くまさんが活躍するこの本も合わせて読んでいただけると、ますます楽しいですよ。寒い冬、「やぎや」に行ってあたたまりたいですね。
『もりもりくまさん』の主人公も登場するという事で、こちらも読んでみました。
北海道のトンネル山に実際にある、ヤギ乳などを使った製品を作る「やぎや」というお店がモデルのようですね。
主人公の家族がヤギという設定で、「めえー」が心地よいリズムを作り出します。
畑を耕し、パンを焼き、チーズを作り、子どもたちは元気に走り回り…。
そして、そう、美味しい料理に「うめえー」というわけです。
独特のコラージュが、素朴な生活様式にぴったりです。
そんな生活を体感できそうですよ。
最後は、お客としてやってきた、もりもりくまさんのノリで、「めえー」を連呼しましょう! (レイラさん 40代・ママ 男の子20歳、男の子18歳)
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