迫力満点、豪快なばあちゃんと、6歳くらいの男の子とのたのしい時間を、季節を感じながら読みました。よしながこうたく氏の絵が、迫力がありながらもとてもあたたかい。
夏に海で一緒に遊んだばあちゃんが、秋に入院し、雪が降るころにはいなくなりました。
ばあちゃんのぽんぽこぽんなおなかと、おおきな顔のおおきな笑顔が、
心にぐっときました。
私は母を病気で亡くしました。このばあちゃんと同じように、豪快でいつも笑顔でちょっとふっくらしてました。でも、このばあちゃんと違って、最後は苦しそうに逝きました。この本を読みながら、母とばあちゃんが重なり、涙が出てきました。そして、孫のことを本当にかわいがった母なので、体は苦しかったかもしれないけど、最後を看取ってやれたことをよろこんでいたんだろうな・・・と思いました。
子どもに読もうと思って購入しましたが、私のための一冊になりました。最近読み聞かせしてやらなくなった子どもたちにも、読んでやろうと思います。