新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

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ガーリャ

ママ・50代・静岡県、女の子21歳

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自己紹介
ヨーロッパ留学を経て、現在は、家族3人、アメリカで暮らしています。娘の日本語のために、と始めた読み聞かせでしたが、いつのまにか自分自身が絵本に夢中になっていました。親子で絵本を読んでいるときは、いつも穏やかでゆったりとした時間が流れているように感じ、私にとってはまさに至福の時です。

追記(2013.5)

いつか、自分の子どもに、自分の言葉で、読み聞かせを
してあげたい・・・
ささやかな夢が、ひとつ、かたちになりました。

パパの生まれ故郷を訪れたことのない娘のために、
パパの子ども時代のことを書いた童話です。
娘とパパの心をつなぐ1冊になってくれたらいいな、と願いをこめて。

ルーレとミーチャ ドナウのきしべ  (牧歌舎・星雲社)

もしも皆さまのお目に留まることがありましたら、お手にとっていただければ嬉しく思います。
ひとこと
絵本選びのときは、みなさんの感想文を参考にさせていただいています。私自身は、育児日記の代わりに、娘の反応などを中心に感想文を書いているため、みなさんの参考になるようなことは少ないかと思いますが、お気に入りに登録してくださっている方がたくさんいらして、とても有り難く、励みに感じています。

2009・1
キンダー入学と同時に、家で読む絵本も必然的に英語の本が多くなってきました。言語を問わず、時代を問わず、子どもの心に響く「本物」の絵本に出会えることを楽しみに、これからもみなさんといろんなジャンルの絵本をシェアできたらいいな、と願っています。どうぞよろしくお願いします。

2010・8
娘の入学を機に、日本での新しい生活が始まりました。私にとっては約20年ぶりの、夫と娘にとっては初めての日本!戸惑いも多々ありますが、それ以上に、毎日が新鮮な驚きと感動に満ちています。何より嬉しいのは、図書館でも、書店でも、日本語の絵本を好きなだけ手にとって読めること!!絵本選びが益々楽しくなりました。

2012・2
「幸せの絵本」に掲載していただいた私のレビューを読んで、娘も絵本ナビの参加メンバーに加わりました。ニックネームは、「天使のケーキちゃん」です。
読書感想文コンクール上位入賞者の“常連”(^^)の娘に、すぐに追い越されてしまいそうですが、いっしょに楽しみを分かち合いながら、また新たな気持ちでがんばりたいと思います。

ガーリャさんの声

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自信を持っておすすめしたい 闘牛  投稿日:2010/12/04
旅の絵本 5 スペイン編
旅の絵本 5 スペイン編 作: 安野 光雅
出版社: 福音館書店
 今回の旅はスペイン。ミロやピカソ、ガウディなど、歴史に名を刻む画家や建築家が多く生まれた国ですが、この絵本の中にも、彼らが遺した数多くの絵画や建造物が登場します。芸術の秋にぴったりの1冊かもしれませんね。

 そして、もう1つ、スペインと聞いて思い出すのが闘牛ですが、娘は、そのページを見てすぐに、「あっ、この子(牛)、本当は闘うのがきらいな子なんだよね。さっきまで、こっちの木の下に座って、お花を見てたんだよね。」と、言いました。「はなのすきなうし」のお話に出てくる「ふぇるじなんど」という牛を思い出したんですね! 
いろいろな絵本のお話をつなげて読めるのは、素敵なことだな、と感じ、子どもの想像力がちょっと羨ましくなりました。
 
 このシリーズはどれも、本当に旅人といっしょに、古いヨーロッパの町並みや、のどかな農村風景の中を、ゆっくり、ゆっくりと、馬で旅をしているような気持ちになれるすばらしい絵本です。
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自信を持っておすすめしたい 最高の邦訳  投稿日:2010/12/04
ぼちぼちいこか
ぼちぼちいこか 作: マイク・セイラー
絵: ロバート・グロスマン
訳: 今江 祥智

出版社: 偕成社
 本当に肩の力が一気に抜けるような絵本です! 
これはもう海外翻訳絵本の中でも、傑作中の傑作と言える日本語訳だと思います。”What Can a Hippopotamus Be?”から、「ぼちぼちいこか」の邦題を生み出した今江さんに、大拍手!!
このかばくんのコミカルな表情に、「ぼちぼちいこか」のニュアンスがぴったり合って、かばくんのキャラクターの一部になっているような感じです。

 娘も1ページごとに、大笑い。最近、自分の得意なこと、苦手なことも意識するようになり、将来の夢も少しずつ現実的なものへと変わりつつある中、自分に限界を作らず、また自分を追い込み過ぎないで、かばくんのようにどっしり、のんびり構えていてほしいな、と思います。

 長い人生、「ぼちぼちいこか」ですよね!
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自信を持っておすすめしたい モモちゃんの成長とともに  投稿日:2010/12/04
モモちゃんとアカネちゃんの本(2)モモちゃんとプー
モモちゃんとアカネちゃんの本(2)モモちゃんとプー 作: 松谷 みよ子
絵: 菊池 貞雄

出版社: 講談社
 「ちいさいモモちゃん」を初めて読んだのは、娘が3歳の誕生日を迎えてすぐの頃でしたから、あれからすでに4年近くの歳月が流れていたんですね。物語の中のモモちゃんも、随分と大きくなり、
もうすぐ1年生。娘は、モモちゃんよりも一足先に小学生になりました。

 こうして、物語の主人公に我が子の成長を重ねながら読んでいくと、本当に感慨深い気持ちになりますね。今回、シリーズ2作目にあたるこのお話を読む前に、「ちいさいモモちゃん」をもう1度読み直してみました。2,3年も読んでいなかったので、娘が忘れてしまっていたお話もありましたが、それでも、いくつかはよく覚えていて、とても懐かしそうに聞いてくれました。

10年後、20年後に再びこのお話を読んだとき、娘はどんなことを思い出すのかな?、私はどんな思いで、娘の幼い日々を振り返るのかな?・・・そんな遠くて、近い未来を思いながら、娘といっしょに読みました。

 娘が好きな章は、「かげをなめられたモモちゃん」。
モモちゃんの影を食べてしまったウシオニのおしりを、ママがぺんぺんぺんと、いやというほどたたく場面で、大笑いしていました。

 もう1つは、「へんなてがみがきて、そして・・・」。
モモちゃんの家に忍び込もうとしていた空き巣狙いに、突然、プーが障子の猫穴から飛び出してきて、見事どろぼうを撃退したその絵に、ひっくり返るほど笑い転げていました。

 本当に親子で楽しめるお話ばかり・・・。私の傍らで聞きながら、目でいっしょに字を追って読んでいる娘に、成長の早さを実感しました。
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なかなかよいと思う 心だけは  投稿日:2010/12/04
ぎゅうぎゅうかぞく
ぎゅうぎゅうかぞく 作: ねじめ 正一
絵: つちだのぶこ

出版社: 鈴木出版
 核家族で、しかも、1人っ子の我が家。としおくんの家とは、まったく異なる家族構成ですが、祖父母やいとこたちとも頻繁に行き来し、「ぎゅうぎゅうかぞく」の時間をだいじにしています。

 家族で助け合いながら八百屋さんを営んでいるとしおくんの家は、昔の下町風景を見るようで、なんだか昭和のなつかしいにおいがしますね。みんなが「ぎゅうぎゅうかぞく」だった時代は、子どもの犯罪も今よりずっと少なかったような気がします。

 家族の人数や家の広さ、生活スタイルなどに関係なく、心だけはいつでも「ぎゅうぎゅうかぞく」でいたいな、と思っています。
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自信を持っておすすめしたい いつの日か娘も  投稿日:2010/12/04
おかあさんになるってどんなこと
おかあさんになるってどんなこと 作: 内田 麟太郎
絵: 中村 悦子

出版社: PHP研究所
 絵本を読み終えるとすぐに、「誰のお母さんになろうかな?」と、クローゼットの扉を開け、「赤ちゃん」を探す娘。まだ1歳にも満たない頃から、ぬいぐるみやお人形のお世話している姿が本当にかわいらしくて、女の子はみんな生まれながらにお母さんなんだなあ、と感動したのを思い出します。

「おかあさんになるということは、心配して思わずぎゅっと抱きしめて、思わず涙が出ることよ」
本当にその通りですね。そうしようと思わなくても、自然にそうしてしまう・・・、そうなってしまう・・・、それがお母さんなんだなぁ、と思います。 

 そんな母の心配が時に鬱陶しくて、重たすぎて、反抗した日々・・・。自分が母親になって初めて、母の心配の大きさが身に染みてわかりました。娘をぎゅうっと抱きしめながら、いつかこの子にも母親の気持ちがわかる日が来るのかな、と、少し寂しい気持ちで思いました。
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自信を持っておすすめしたい 大人と子ども、それぞれに  投稿日:2010/12/01
スーモのさがしもの
スーモのさがしもの 作: 新井 洋行
絵: colobockle(たちもとみちこ)

出版社: 幻冬舎メディアコンサルティング
 光り物が大好き(!)な娘が喜びそうだな、と思って購入した絵本ですが、母の期待を裏切らないキラキラの瞳で、それはそれは楽しそうに見入っていました。
 子どもは「キラキラいし」に、親は周りのインテリア小物に、目を輝かせながら、1ページごとにゆっくりと部屋の中を歩いているような気持ちで楽しみました。

 細かい隠し絵の世界も大好きで、最近では「旅の絵本」のシリーズに夢中になっている娘ですが、スーモの絵本の中には、そんな要素も含まれていているので、就学前の子どもから幅広く楽しめると思います。

 スーモだけでなく、他の小さな脇役たちも、とってもかわいらしいキャラクターばかりで、子どもの心を引き付けますね。この子たちは、どんな会話をしているんだろう?と、あれこれおもしろい想像をしてみたくなるようです。

 そして、色鮮やかだけれど、全体的に落ち着いた雰囲気のある部屋の色調も、穏やかな気持ちにしてくれます。
 大人は大人なりに、子どもは子どもなりに、いろんな楽しみ方ができる1冊。本棚に飾っておくだけでなく、自分の家の空間も素敵にアレンジしたくなりますね!
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自信を持っておすすめしたい タイムマシーンに乗って  投稿日:2010/11/24
とうさんかあさん
とうさんかあさん 作・絵: ながの ひでこ
出版社: 石風社
 この絵本に出てくるお父さん、お母さんは、今、絵本を読んでいる子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃんの世代でしょうか? 昔の遊びやおやつを通して、当時の素朴な生活が伝わってきます。
 でも、子どもは、今も昔もそんなに変わってないんですよね。

「ぼくも そのころ うまれていたかったなあ」・・・お父さんとお母さんの子どもの頃の話を聞いて、「ぼく」が言った一言。その理由がとってもかわいくて、なんだか胸がじーんとなりました。
 タイムマシーンに乗って、子どもの頃のお父さんとお母さんに会えたらいいね。
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自信を持っておすすめしたい いろんなわたし  投稿日:2010/11/24
わたし
わたし 文: 谷川 俊太郎
絵: 長 新太

出版社: 福音館書店
 いろんな視点から見た「わたし」。
「わたし」は「わたし」だけれど、お兄ちゃんから見れば、「いもうと」、犬からみれば、「にんげん」・・・1回1回、うん、うん、そう、そうと、うなずきながら、笑って聞いている娘。
1番受けたのが 「ありから みると でか」。恐竜みたいに大きく見える自分を想像すると、笑いがこみ上げてくるようだ。

 自分がたくさんいるみたいで楽しくなってくる絵本。
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自信を持っておすすめしたい 小さな生き物たちと  投稿日:2010/11/24
もぐらとずぼん
もぐらとずぼん 作: エドアルド・ペチシカ
絵: ズデネック・ミレル
訳: 内田 莉莎子

出版社: 福音館書店
 「ペレのあたらしいふく」のモグラ版(?!)とでも言える絵本。
でも、ズボン作りを手伝ってくれるのもみんな小さな生き物たちです。クモやアリやエビガニも、それぞれの得意分野で手を貸してくれます。たくさんの力が1つになって、やっと出来上がったズボン。もぐらくんが思い描いていた通りの素敵なズボンに仕上がりました。

 娘は、このお話が大好き。手作りの楽しさや、みんなで協力することの素晴らしさがまっすぐ伝わってくるからでしょうか。
もぐらくんのズボンの大きなポケットには、夢がいっぱい詰まっていそうですね。
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自信を持っておすすめしたい 思い出いっぱい  投稿日:2010/11/24
きいちごだより
きいちごだより 作: 岸田 衿子
絵: 古矢一穂

出版社: 福音館書店
「きいちご」、「動物、虫」、それに「お手紙」・・・娘が大好きなものが全部詰まった、とっても素敵な絵本です。
 様々な種類の木苺の正確な描写に加え、動物たちのお手紙のかわいらしいこと! 図鑑だけでは味わえない楽しさにあふれています。
 
 1匹1匹の表情も本当に愛くるしくて、それぞれの動物の名前や手紙の内容から、「この子はどんな性格なんだろう? どんなものが好きなのかなぁ?」と、想像しながら、自然と楽しい気持ちになってきます。

 すぐ次のページに、お手紙をもらった相手からのお返事が来ているものもあれば、ずっと後にお返事があるものもあり、娘は、「あっ、やぎのめえこさんへお返事だ!」、「うしのねむこさんからだよ!」と、何度も確かめるようにページをめくり、手紙のやりとりを楽しんでいました。

 そして、なんといっても1番の楽しみは、きいちごそのもの! 似ているようでも、色や形、大きさが微妙に違っていたり、名前もおもしろいものがいっぱい。「かじいちご」や「こじきいちご」なんて、すごくユニークな名前がついているものもあります。

 ページごとに、お手紙を読み終えるとすぐ、巻末の表を開いて、花が咲く時期と実がなる時期、生えている場所を調べては、「えっ、道端にもあるんだって!」と、大喜びしたり、「実が生るのは、8月、9月だから、これももう終わっちゃってるね。」と、がっかりしたり・・・。でも、11月、12月に実が生る「ふゆいちご」という種類を見つけて、「わーい! 早速探しに行こう!」と、顔を輝かせていました。

 すぐそばの公園や野山でも、気軽にきいちご摘みができる自然豊かな環境の中で生まれ育った娘は、幼少の頃の楽しい思い出も、きいちごと結びついているものがたくさんあります。

 よく摘んだのは、この絵本に出てくる「エバーグリーン・ブラックベリー」でしょうか。本当に絵の通り、鋭く太い棘がいっぱいで、奥のほうの実を採るには、厚いジーンズを履いて、靴底で枝を踏みつけながら、顔や腕に当たらないように、慎重に、慎重に採らなければなりません。子どもたちは、手前の低い枝のベリーを、1粒ずつ摘んでは、その場で口に放り込み、手も口の周りも真っ赤にしながら、採れたての甘酸っぱさを味わっていました。

 残りは、家に帰ってから、絵本の最終ページのように、煮詰めてジャムにしたり、パイにしてオーブンで焼いたりして、何日も楽しみました。

 また、新しい土地でも、新たな思い出が増えるように、この絵本をもって、きいちご摘みに出かけたいな、と思います。
参考になりました。 1人

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