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ちいさな女の子の、ちいさなファンタジー。
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投稿日:2009/08/13 |
とてもとても、可愛らしい絵本です。
段ボール箱で「わたしのおうち」を作ろうとするおねえちゃん。
一緒にお手伝いしたい弟が、ちょっと邪魔。
おうちは原っぱへお引っ越しします。
ひとりおままごとも始まり、どんなお客さんが訪ねてきてくれるか、
楽しいことをたくさん考えます。
ちいさな女の子が想像する、楽しいお客さまのお話しは、
ちいさなファンタジーのようです。
さて、本当に訪ねてきた初めてのお客さまは・・・
きょうだいって、いいなあ。
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科学に目覚める絵本。
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投稿日:2009/08/13 |
身の回りにある、ちいさな科学への興味。
ずっとそばにあるものなのに、大発見!の驚きと喜び。
この絵本には、見事にそれが詰まっています。
散歩に出かけようと、パパと手をつなぐ。
あれ?パパの手、あったかい・・・
ぼくの手もあったかい???
手のひらで、あたたかい、つめたいを感じながらお散歩です。
鉄柵は、日に当たっているところはあったかい、日かげはつめたい。
公園の砂場。
砂山の上はあったかい、砂の中はつめたい。
あったかくて つめたくて つめたくて あったかくて
ぼくの大発見は大忙し。
パパは何にも説明しないで、ぼくの実験に付き合っています。
説明はいつでもできます。
実体験を大切にして、見守るパパだからこそ、子どもの世界が広がるのですね。
子どもがあちこちさわって歩く意味が、わかったような気がします。
大人も子どもも、大発見!の絵本です。
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お風呂の前に、読みましょう!
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投稿日:2009/08/13 |
水道の蛇口。
あければ、当然水が出てきます。
この絵本も、水しか出てきません。
奇抜なものは、なにも出てこないのです。
それなのに・・・なんて不思議なのでしょう!
コップに水をあててみる。
スプーンを入れてみる。
スプーンを逆さにしてみたら・・・
水はまるで生き物のように、いろんなものに変わっていきます。
この絵本を読んだ子どもは、まっすぐ台所へ向かうはず!
台所が水浸しになる前に・・
子どもを叱ってしまいそうになる前に・・
コップやスプーンを持って、お風呂場へ行きましょう。
そして、思う存分実体験をさせてやりましょう。
子どもと一緒に、たっぷり不思議を楽しみましょう!
しんぐうすすむさんの絵本は、リアルを超えていますね。
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父ちゃんは、海にいる。
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投稿日:2009/08/12 |
満月の夜の、海の子どもたち。
父ちゃんが教えてくれた秘密の場所で。
父ちゃんが教えてくれたとおりにサザエをとる。
満月の海は、なんとも幻想的。
キラキラと光る夜光虫に抱かれるように海を泳ぐ兄弟。
海の中には、去年死んでしまった父ちゃんがいる。
父ちゃんの海がくれたたくさんのサザエは、母ちゃんへのお土産。
この兄弟は、母ちゃんをしっかりと支えているのですね。
海とともに生きること。
死んでなお、海に生き続けるということ。
さすが、梅田ご夫妻です。
吸い込まれるような絵本です。
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可愛いコバンザメには、旅をさせろ。
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投稿日:2009/07/29 |
灰谷健次郎さんの、お話し絵本。
しっかりとしたストーリーで、縦書きです。
クジラちゃんが仲良しのコバンザメに、
「世間」を知る旅に出るように勧めます。
クジラちゃんのことが大好きなコバンザメ。
ずーっとクジラちゃんのそばにいられれば、他に何もいらないのだけれど・・
クジラちゃんが大事だと言う「世間」をしっかりと体験するために旅に出ます。
たった一晩だったけれど、初めてクジラちゃんと離れて眠りました。
そして、クジラちゃんの大きさを改めて理解したのです。
「可愛い子には旅をさせろ」
見ること、知ること、実体験すること。
これに勝る教育はありません。
大きな愛情にあふれた絵本です。
絵は、魚といったらこの人!
村上康成さんです。
さすがです。見事です。
村上さんの描く、タコが大好きです。
今回は、立派なおばさんのタコでした〜♪見応えあり!です。
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60年前にうまれた、宝物のような童話集。
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投稿日:2009/07/28 |
60年前の童話集が、ビリケン出版から復刊されました。
20編の童話は、どれも短いお話しですが、
とても丁寧に愛情深く描かれています。
60年前の子ども達に思いを馳せて読みました。
静かにクリスマスを祝ったり、花火が贅沢なものだったり。
感謝すること、我慢することが日常的だったころです。
かと思えば、絵本では可愛いはずのゾウが怒ったり。
柴野民三さんのお話しの世界は、どの時代の子ども達にも
楽しく受け入れられると思います。
茂田井武さんの絵は、シンプルでいて表情豊かです。
お二人とも故人ですが、今もなお根強いファンが多いことが
この作品の復刊からもわかります。
昔の言葉や表現には、注釈もついています。
子どもはもちろん、大人にも読んでもらいたい童話集です。
もしかしたら・・
おじいちゃん、おばあちゃんが一番喜ぶ本かもしれませんね。
おばあちゃんの箪笥の奥にしまってある、宝物のような一冊です。
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眺めているほど、気楽では無い雲のお話し。
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投稿日:2009/07/22 |
いろんなものに、興味津々の雲のお話し。
あちこち行っては、真似してみたり、もぐりこんでみたり。
つかみ所のない雲だけに、自由自在に姿形を変えていく。
でも、ただふわふわしているだけではありません。
雲には雲の気持ちがあるのです。
人間の言うとおりになんかなりたくないし、
仲の良かったガールフレンドのことも思い出す。
もちろん、雲のお仕事もしています。
そして、自分の場所を見つけます。
空にぽっかり浮いている雲にも気持ちがあって、
毎日こんなに葛藤しているなんて・・・
気ままに流れてて良いよなぁ〜なんて眺めていて。
雲さん、知らなかったの、ごめんなさい。
・・・そんな気持ちになります。
長さん、またまた大きなことを、教えてくれてありがとう。
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ともだちの、はじまり。
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投稿日:2009/07/22 |
コッコさんは、保育園でひとりぼっち。
どうしたらいいのか、わかりません。
でもある日、
素敵な偶然からもうひとりのひとりぼっちさんと、
手をつなぐことができました。
そしたら一緒に笑うこともできました。
そして、けんかもできました。
初めてのともだちのはじまりですね。
幼稚園、保育園、学校。
友達ができなかったらどうしよう?
そんな不安を抱えている子どもを、
ほっと安心させてくれる絵本です。
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見守る大きな木。
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投稿日:2009/07/16 |
スダジイは、大きな木。
子ども達や動物達を、ずっと見守りながら立っている。
そんなスダジイのまわりはいつも賑やか。
夏は特に、子どもの元気な声、小鳥やセミの鳴き声が響いている。
あたたかく見守る、大きなスダジイの優しさに満ちています。
子ども達が視線を上げると、新しい発見があります。
初めて知ることだけれど、それはもうずっと続いてきたこと。
「きがついたかい?」と語りかける、スダジイ。
東京に住む作者の近所に実在する木のお話しです。
都会でも、アオバズクが子育てをしているのですね!
村上康成さんの絵が素晴らしい。
広々とした夏と大きなスダジイの存在感を見事に描いています。
小鳥やセミの鳴き声が聞こえてきそうな絵本です。
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グァオ!可愛いヒッポ。
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投稿日:2009/07/14 |
素晴らしい絵本です。
読めば読むほど、愛おしくなる絵本です。
版画の美しさ。
カバの生態描写。
ちいさなヒッポの好奇心。
お母さんの愛情の深さ。
ドキドキして、ホッと安心するストーリー。
お母さんに寄り添うヒッポが、本当に可愛らしく描かれています。
いつでも、一番安心出来るのはお母さんのそばなのですね。
お子さんと寄り添って、読んであげて下さい。
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